パソコンでWeb面接に臨む学生と「Web面接で学生の印象が暗く見えるのはなぜ?」の文字

Web面接(オンライン面接)が就職活動の選考方法として定着し、大学のキャリアセンターや就職支援の現場でも、学生から「オンラインではどう見せればよいですか?」と相談を受ける機会が増えています。

対面面接とWeb面接では、同じ身だしなみであっても相手からの見え方が異なります。

特に学生が戸惑いやすいのが、

  • 対面では気にならないのに、画面では顔が暗く見える


  • クマや顔の影が目立って疲れた印象になる


  • 眉や表情がぼんやりして見える


  • 肌のテカリが強調される


といった「画面越し特有の見え方」です。

こうした問題はメイクだけではなく、カメラ・照明・画面上での色の見え方など、複数の要素によって生じます。

今回は、大学・学校のキャリアセンターや就職支援担当者の皆さまに向けて、学生へアドバイスする際に知っておきたい「Web面接での印象づくり」についてご紹介します。

Web面接では、対面と同じ身だしなみでも印象が変わる

対面面接では、相手の顔を立体的に見ることができます。

一方、Web面接ではカメラで撮影された映像を画面越しに見るため、照明環境やカメラの性能、設置位置などによって、実際とは異なる印象に見えることがあります。

例えば、天井の照明だけでWeb面接を行うと、光が上から当たり、目の下や鼻の周辺に影ができることがあります。

また、カメラや画面の設定によって色味や明るさが変化し、対面では自然に見えていた眉や唇の色が目立ちにくくなることもあります。

そのため学生には、

「対面用の身だしなみをそのまま再現する」のではなく、「実際に画面へ映った状態を確認して調整する」

という考え方を伝えることが大切です。

学生に伝えたいWeb面接の3つの身だしなみポイント

1.ベースメイクは「影」と「テカリ」を確認する

Web面接前にまず確認したいのが、肌全体の明るさです。

特に目の下のクマや小鼻周辺の赤みなどは、照明によって実際より目立って見える場合があります。

女性の場合は、下地やコンシーラーなどを使い、気になる部分を自然に整える方法があります。

ただし、「画面では薄く見えるから」とファンデーションを厚くする必要はありません。

むしろ大切なのは、Web面接で使用するカメラを実際に起動して確認することです。

また、額や鼻周辺のテカリは光を反射しやすいため、必要に応じてフェイスパウダーなどで整えると、画面上でも落ち着いた印象になります。

2.眉・目元は画面上で確認しながら調整する

眉は顔全体の印象を左右しやすいパーツですが、カメラを通すことで輪郭がぼやけて見えることがあります。

女性の場合は、眉の足りない部分を自然に描き足し、画面上でも表情が伝わる状態になっているかを確認します。

アイメイクも濃くすることを目的にするのではなく、目元が暗く沈んで見えていないかを確認しながら調整することがポイントです。

男性の場合も、眉周辺の余分な毛を整えるだけで、顔全体がすっきりとした印象になります。

Web面接対策を「女性のメイク指導」に限定せず、男女共通の印象管理として伝えることで、より多くの学生に活用してもらいやすくなります。

3.血色感だけでなく「照明・カメラ位置」も確認する

画面上では、顔色が実際より暗く見える場合があります。

女性の場合は自然な色味のリップやチークなどで血色感を整えることも一つの方法です。

男性の場合も、唇の乾燥を整えるなど、健康的で清潔感のある印象を意識するとよいでしょう。

ただし、メイクだけで解決しようとしないことも重要です。

顔が暗く見える場合は、

  • 顔の正面から適度に光が当たっているか


  • 背後だけが明るくなっていないか


  • カメラの位置が低すぎないか


  • 顔に強い影ができていないか


  • 面接で使用するアプリ上でどのように映っているか


まで確認します。

Web面接では「何を塗るか」だけではなく、「最終的に相手の画面でどう見えるか」という視点が重要です。

「オンライン映え=濃いメイク」ではない

学生へWeb面接対策を説明する際、特に注意したいのが「画面では薄く見えるから、メイクを濃くすればよい」という考え方です。

Web面接で求めたいのは、派手に見せることではありません。

大切なのは、

本人の表情や話す内容が、画面越しでも相手に伝わりやすい状態を整えることです。

必要以上にメイクを濃くするのではなく、肌の影、眉、血色、照明、カメラ位置などを総合的に確認することが、自然な印象づくりにつながります。

学生が自己流のWeb面接対策で迷いやすい理由

Web面接対策には、一つの「正解」があるわけではありません。

使用するパソコンやスマートフォン、カメラの性能、部屋の照明、窓の位置、背景などによって、画面上の見え方は変化します。

さらに、学生一人ひとりの肌質や顔立ちも異なります。

そのため、インターネット上で紹介されている方法をそのまま実践しても、

「自分の場合はこれで大丈夫なのか」
「照明を変えるべきなのか、メイクを変えるべきなのか」
「どこまで調整すれば自然なのか」

と判断に迷うケースがあります。

就職支援では、単に「Web面接では明るく見せましょう」と伝えるだけでなく、本番と同じ環境で事前にカメラを起動し、自分の映り方を確認する習慣まで伝えることが重要です。

Web面接対策は「自分の印象を客観視する」機会にもなる

Web面接では、自分の姿を事前に画面で確認できるというメリットがあります。

身だしなみだけでなく、

  • 表情


  • 姿勢


  • カメラとの距離


  • 視線


  • 背景


  • 照明


まで含めて確認することで、学生自身が「相手から自分がどう見えるか」を考えるきっかけになります。

これはWeb面接だけでなく、対面面接や、その後の社会人生活における印象管理にもつながる考え方です。

キャリアセンターで模擬面接などを行う際にも、話す内容だけでなく「画面に映った第一印象」を一緒に確認すると、学生本人が改善点に気づきやすくなります。

学生が安心してWeb面接に臨める支援を

Web面接では、学生本人が「画面に映る自分」に違和感を持つことで、それが面接前の不安につながってしまうことがあります。

一方で、事前にカメラを通した見え方を確認し、自分に合った調整方法を理解できれば、身だしなみに必要以上に意識を向けることなく、面接で伝えるべき内容に集中しやすくなります。

就活における印象づくりは、外見を華やかにすることが目的ではありません。

学生が自分らしさを保ちながら、清潔感や誠実さ、明るさを相手に伝えられる状態を整えることが大切です。

Web面接について学生から相談を受けた際には、メイクだけでなく、照明やカメラ環境まで含めた「画面越しの印象管理」という視点からアドバイスしてみてはいかがでしょうか。

大学・学校向け 就活メイク・身だしなみセミナー

メイクアンリミテッドでは、大学・短期大学・専門学校などの就職支援の場で活用いただける、就活メイク・身だしなみセミナーを実施しています。

対面面接だけでなくWeb面接も想定し、学生自身が自分の印象を確認しながら実践できる内容を重視しています。

また、女性学生のメイクだけに限定せず、男性学生を含めた清潔感や身だしなみ、第一印象の整え方についてもお伝えしています。

学生向けの就職支援講座やキャリア支援プログラムをご検討の際は、メイクアンリミテッドまでお問い合わせください。

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著者情報

代表取締役・代表講師 SHUN(土方俊平)
代表取締役・代表講師 SHUN(土方俊平)
株式会社メイクアンリミテッド代表取締役・代表講師。化粧品業界や人材業界での販促企画、人材育成、マネジメント経験を経て、2014年より法人研修事業を展開。全国の企業・団体・教育機関を対象に、女性社員向けメイクアップ研修、男性社員向け身だしなみ研修、第一印象・印象管理研修の企画・登壇を行う。著書の出版、美容雑誌の取材・監修実績も持つ。