自分に合っていると勧められて化粧品を買きたのに、
「自分の肌色に合っていなかった」
とお悩みになることはありませんか?
今回、個人1回レッスンにご参加頂いたK様もそのようなお悩みをお持ちでした。
百貨店で美容部員さんに「お似合いですよ~」と言われて買ってきたものの、
家に帰ってから「あれ?どうやって使うんだっけ?」と悩んだまま使わず、
タンスの肥やし行きになってしまったようです。メイク前はこちら。
メイクの悩みとしては
「顔が疲れて見えやすい」
「肌色を明るく見せたい」
「男子受けする透明感を出したい」
「色が強いのは苦手」
でした。今回のポイントはアイメイクです。
プロから見て「似合う」と提案されて実際に使用した色=使いこなせる色
とは言えないケースがよくあります。
特に限定カラーは、トレンドに合わせたコンセプトなので、
お客様のお顔に、そのカラーを似合わせることができますが、
それが毎日使用できるものかどうかは、テクニックが必要になります。
今回提案した色は
「オークルベースの肌に合わせやすいものの、付けかたの難しいブルー系」
の付けかたについてアドバイスを致しました。使った色はこちらです。
【アイメイク】
オークルベースの肌の場合は「目元のアイメイクベース」の使用は必須です。
クリアな色を発色させたい場合(特に寒色系)、元々の肌色と色が混ざらないよう、
アイメイクベース(できればウォープルーフ系)で下準備をします。
アイホール全体を薄いゴールドを使用してまぶた全体を明るくします。
これは自然に肌色と、発色させたい色をなじむようにさせる為です。
肌色よりもワントーン明るいカラーを選ぶと目元の疲れが目立たないです。
薄いブルーを目じりと目頭からアイホールにかけて広げます。
ブラシは二重の幅位の大きさがお勧めです。
深みのあるグリーン系カラーをライン状に入れて目元に奥行を出します。
グリーンはブルーとゴールドを自然につないでくれるカラーなので、
オークル系の肌で色浮きが気になる方にお勧めです!
そして完成したメイクがこちらです。
【メイクのポイント】
■カラーものを使用する前にまず「肌に透明感を与える」
※男性が一番気にしている部分はずばり「肌感」です。
よく雑誌等で「男性はナチュラルメイクが好き」と書いてますが、
「ナチュラルメイク=メイクが薄い」ではありません。
正しくは
「素肌がキレイなように見えるベースメイクをしている」
という意味です。
目元周りに赤味をお持ちでしたので、ワントーン明るいコンシーラーで、
お顔に自然な立体感と透明感を演出しております。
■目元は奥二重の為、締め色グリーンは瞬きで見える幅に入れます。
これは目元を自然に大きく見せる演出であり、
派手に見せない大人のメイクに必須のテクニックになります。
注意するポイントとしては、付属しているチップを使わず、
「アイライナーブラシ」を使用するのがポイントです。
予想よりも太く色が入って失敗しまうことがないように
する為の、とても重要なポイントになります。
また少し「ネコ目」っぽく見せることもご希望とされていたので、
アイラインの目尻を2ミリ程上げて目元の丸さを出しています。
■眉に太さを出してお顔の印象を小顔にします。
細眉やムラに生えている眉は目元の印象が弱くなるだけでなく、
お顔の表情が疲れて見えたり、お顔を大きく見せてしまったり
する原因にもなります。
「眉はお顔の額縁です」
眉の書き方については別の機会に書きたいと思います。
眉と肌作りだけで、お顔の印象は劇的に変わります
【生徒さんの声】
「分かりやすく説明して頂いて、明日から楽しんでやってみようと思います」
【コメント】
「強めの色を持っているものの使い方が分からない」
「色味に挑戦することに抵抗がある」という方にお勧めのテクニックです。
以前記事に書いたこともあるのですが、「似合う色=使いこなせる色」
とは限らないので、プロから購入する場合は「色の付け方」を
メイクチャートに書いてもらい、その日の夜に利き手とは逆側だけを
メイク落として、再現するとメイクの腕も上達が早いんです。
ちなみに「メイクチャート」とは下記のようなものです。
是非お試しくださいね